受診時


来院と受付
来院したら、受付に行き、氏名、予約の詳細、保険情報を伝えてチェックインします。
家族の病歴、現在服用している薬、アレルギー、そして最も重要なすべての書類を、予約時に提出することが重要です。
これらの情報を持って、予約時間の10〜15分前に到着することを強くお勧めします。
また、医療機密保持に関する署名と、保険が全額または一部を償還しない費用について、個人的に責任を負うことに同意する署名を求められます。(このとき、担当医がネットワーク内であることを確認するのに良い機会です。ネットワーク内の受診は通常、自己負担費用が低くなります)。
一部のクリニックでは、登録フォームがオンラインで提供されている場合があり、自宅で記入して最初の予約時に持参できます。これにより、待ち時間を短縮できます。
受付後、医療専門家に呼ばれるまで待合室で待つように言われることがあります。


医療専門家による診察
一部のクリニックでは、最初にメディカルアシスタント(MA)が対応し、医師の診察の準備をします。MAは、最初の臨床担当者として、挨拶、身長、体重、血圧の測定、**主訴(最も気になる症状)**に関する情報の収集を担当します。バイタルサイン(体温や血圧など)を測定し、主訴と病歴を記録し、診察室まで案内します。彼らはまた、血液サンプルの採取、基本的な検査の実施、部屋の準備、医師との連絡などを行い、スムーズで効率的な診察を確保します。
医師による診察
紹介・開始
医師が入室する前に、診察室のドアをノックします。
医師は自己紹介をし、患者情報を確認した後、「今日はどうされましたか?」または「今日はどのようなご用件で来られましたか?」といった質問を始めます。
医師は忙しく、一日に多くの患者を診察しているため、通常15〜20分という時間を各患者に割り当てていることを理解しておくことが重要です。そのため、症状や状態を簡潔かつ優先順位をつけて説明できるように準備しておくことを強くお勧めします。
臨床評価
自己紹介の後、医師は患者の症状や状態の説明に基づき、さらに質問をしたり、健康状態を評価したり、検査を行ったりすることがあります。
たとえば、痛みの症状について、医師は次のような質問をするかもしれません。
「痛みは鋭いですか、鈍いですか、それとも焼けるような感じですか?」
「痛みは持続的ですか、それとも断続的ですか(来たり去ったりしますか)?」
「1から10のスケールで、10を人生で最悪の痛みとした場合、あなたの痛みを何点で評価しますか?」
状況に応じて、医師は主訴以外にも精神衛生などに関する標準的な質問をすることがあります。これらにも答えられるように準備が必要です。答え方に自信がない場合は、答える前に医師または信頼できる人(家族、友人、通訳など)に明確にすることが最善です。
診断と治療
評価に基づき、医師は診断を完了し、薬を処方するか、追加の検査やフォローアップを依頼する場合があります。
最後に、医師は症状、所見、診断、治療計画を含む診察の全体をカルテに記録します。
状態に応じて、一定期間後のフォローアップを勧められることがあります。


帰宅前
受付を離れる前に、次の重要なタスクを完了してください。
受診後サマリー(AVS)を受け取ります。これは、診断、薬、フォローアップの予約、次のステップなど、診察のすべてが詳細に記載された文書です。
フォローアップの指示を明確にします。医師がフォローアップの予約、特定の検査、専門医への紹介を推奨した場合、受付スタッフに詳細を確認し、可能であれば帰る前に予約を済ませてください。
新しい処方箋を受け取ります。すべての新しい処方箋が薬局に送られていることを確認します。服用する薬が変わった場合は、古い薬の服用をやめるべきかどうかを再確認してください。
ケアプランを理解します。時間を取ってメモやAVSを確認し、薬の変更、食事制限、活動制限など、不明な点があれば説明を求めてください。
会計を済ませます。診察時に支払う自己負担金(コペイ)やその他の料金があるかを確認し、保険情報が正しいかを確認します。
これは米国の医療制度を効果的に活用するための出発点となる情報です。実際の経験は個々の状況によって異なります。しかし、最善の医療を確保するためには、自身の健康に対して主体的に関わり、医療提供者との明確なコミュニケーションを図ることが重要です。
